山井の幻の完全試合

日本シリーズが終わって、中日の4勝1敗で圧勝!
日ハムは森本と田中賢介の1,2番が不振。中日は、荒木と井端の1,2番が大暴れ。第5戦にダルビッシュを投げさせなければならなかった。(中日は先発も枚数揃えてるよね。大体5戦目は1戦目のピッチャーがまた投げるのに)

第5戦は中日の山井が8回まで完全試合。9回に守護神岩瀬が出てきて、当たり前のように優勝を決めてしまう。
世間ではいろいろ言われてて、山井を何で9回まで投げさせなかったのか?なんて、言う人も結構いるみたい。
僕もそこまでは思わなかったけど、「落合監督らしいな」とは思った。

だけど、「山井が早い回からマメを潰していて、ボールは血だらけだった」という報道もあり、落合監督は序盤から相当悩んでいたと思う。しかも、1-0の最小失点差だし。

野球って結構バッターが9回に力を発揮することもあるし(だからこそ、1回しか投げないけど、ストッパーの役割って、重要)、不振の日ハムからしたら、8回投げてきた山井を打つより絶対的守護神の岩瀬から打つ方が相当難しいと思える。そういう面から見ると、僕は落合監督はベストの選択をしたと思う。なんか、落合監督はたまに冷たそうに見られることもあるけど、落合監督こそ2軍の平凡な選手からスタートして、三冠王を取った選手だから、平凡な選手の気持ちもスーパースターの気持ちもわかる人だと思う。山井に対しては苦渋の決断だったと思う。

ファンは見るだけだから夢を期待するけど、中日としては、53年ぶりの優勝がかかってて、優勝することが一番。万が一、9回に山井を投げさせていて、負けてさらに札幌で優勝奪われてしまうことがあったら、落合監督はそれこそ批判されるだろうな。世の中、結果がすべてだ。でも、批判するなら、裏側までちゃんと見れるといいな。

僕は一応西武ファンで西武ファン目線から言わせてもらうと、2005年、西口なんて9回まで楽天相手に完全試合、打線の援護のないまま、延長に突入。磯部か誰かに打たれちゃうんだけど、そっちの方が悲しいよ。(沖原だったらしい)
->(参考資料)西口の「悲運」、三度目の正直ならず 西武・西口の「認定」完全試合 [プロ野球] All About
悪いけど、日本一と完全試合なんて贅沢だ!!(笑)
それから、同じ2005年の巨人との交流戦、西口は9回2アウトまでノーヒットノーランしてて、巨人の清水に打たれちゃう場面もあった。日本一とノーヒットノーランも贅沢だ!!(笑)
->(参考資料)Big Bang!!!:また、あと1人…。 - livedoor Blog(ブログ)
でも、あの清水に投げた渾身のストレート、今でも忘れないな〜。ある意味、西口カッコよかった。
そんなの関係ねぇ??

何はともあれ、アジアシリーズと日本代表(藤川、上原、岩瀬のトリプルストッパーが見たい)もあるので、まだまだ、野球も熱いね。