義足ランナーの話

南アフリカオスカー・ピストリウスという、義足の陸上選手が、標準記録を突破すれば、北京オリンピックに出場できることになった。
これまでは、義足の選手は地面から強い反発力を受けるとして、健常者のレースに出場することが認められなかった。

でも、考えてみれば、走ることや歩くことは筋力や推進力も大事だけど、体全体の連動性が一番大事だと思う。おそらく、義足はその連動性を生むための障害となり、義足ランナーが健常者よりも速く走ることを困難にしていると思う。

だから、ピストリウスが400mを46秒台で走ることを聞いて、驚いた。
だけど、400mの世界記録は、マイケル・ジョンソンの43秒台。ピストリウスは3秒も足りない。おそらく、それに近づくことは難しいと思うけど、将来、義足の選手がオリンピックでメダル取るようなことがあったら、義足の優位性について、再度議論されることとなると思う。ピストリウスがそんな選手になったら、面白い。
誰もが夢が見れる、開かれたオリンピックであってほしい。

ちなみに、僕は北京オリンピックでは、為末大を応援しています。