オリンピックの敗者

僕が期待していた、為末と成迫が準決勝を前に予選で負けてしまった。為末は今シーズン、ずっと不調。怪我と戦いながら、やっと掴んだオリンピックだった。でも、世界選手権で2度も銅メダルを取ったときのように、今日は前半から飛ばす彼らしいハードルが見れて良かった。
日本選手権で為末に負けた成迫。あの調子の為末に負ける選手ではないと思っていた。ライブで見ると、やっぱり調子悪かったんだと思った。この結果は予想はできたけど、やっぱり悔しい。
成迫は47秒でも走ったことがある選手。負けてもこれで終わる選手ではないはず。為末は、ちょっと休んでほしい。後は陸上を続けて欲しいなぁと思うけど。400メートルハードルは意外と寿命が長いから。

それから、前回アテネで金メダルを取った、柔道女子の78kg超級の塚田さん。多くのメディア等、戦前の予想では銀メダル。予想通りの銀メダル。だけど、内容は限りなく金メダルに近い銀メダル。決勝で戦った中国の選手とは明らかに体格が違う。超級ならではの戦い。それでも有効を取って、相手の攻めを何度も耐えた。最後十数秒を残して、一本負けしてしまったけど、素晴らしい戦いだった。久々に泣けた。

塚田さんの試合はライブじゃなかったけど、見れて良かった。
本人は悔しかったかもしれないけど、メダルの色なんてどうでも良かった。